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日々のこと、つれづれなるまま記
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ポンペイ
恥ずかしすぎる話ですが、13年前の話…  


昨日、何かの番組で イタリアのポンペイ遺跡が映っていました
『ポンペイ遺跡』   …  
何とも悲しすぎる歴史が残る遺跡だけれど 私はこのポンペイには悲しい歴史とは別に 苦い思い出があります。   
二十代の半ばころ、イタリアのフィレンツェに少しの間 滞在していたことがあるのですが ある時 女友達とナポリに遠出してみようということになり 『どうせナポリに行くのならポンペイまで行ってみたい』と私がお願いして 念願だったポンペイに一緒に行ってもらったのでした

約2千年も昔 ヴェスヴィオ火山の噴火で一瞬にして完全に地中に埋まった街、ポンペイ。  

古代ローマの劇場や神殿、公衆浴場などの建築物はもちろん、そこに贅沢に飾られたフレスコ画やモザイク画。 そして上下水道が完備されていたことや ローマ時代の人々の生活・調度品のすごさに驚きました。

2千年前…紀元1世紀のローマ時代の繁栄が自分の想像をはるかに超えていたこと、そしてそのような街と 暮らしていた人々が一瞬で火山灰に閉じこめられてしまったこと…  

今にも古代ローマ人がそこに立っていそうなパン屋さんの光景、過酷な労働を強いられた奴隷の人たちの様子、剣闘士の生きるか死ぬかの闘技に熱狂する観客、当時の遊郭での生々しいメニュー表、後半には石膏復元された人々の遺体、骨…   
人類が繁栄を極める行き着く先は 進化なのか究極の欲望なのか狂気なのか 
重たいものがのしかかり本当に言葉が無かったことを思い出します。

ポンペイでの思い出は この遺跡だけで充分だったのです
しかし苦ーい思い出がくっついてしまっているのです

ポンペイ遺跡に入ったとき なぜか私たちのうしろにぴったりついて頼んでいないのにガイドしはじめてくれた男性。  首からは顔写真入りの名札のようなものをぶら下げている。
ボランティアのガイドだと言う。  『結構です』と何度かお伝えしたが 共に歩いて説明を始めてしまう。
うーん、どうしたものか… と思いながら回っていたら… いきなりやられた。 
尻さまタッチだ。
身体と心に冷たいものが走り、頭が凍り付いた。
いざ痴漢に遭遇したら動けない、の典型であった。 恐くて一緒にいる友達にも伝えられなかったのだ。  
尻さまタッチはつづいた。

南イタリア男性は要注意ということは肝に命じていたが このおじさんは本当に恐ろしかった。   『今晩 うちにおいでよ  私の家族とディナーしよう』 とか言う。   友人はノリノリだったが、私は必死に抵抗した。   帰りのバスの中で ようやく友達に話したら 驚きとショックで凍り付いていた。  
いろいろなことが情けなさすぎて、痛いほどの重さと疲労を抱えたままポンペイを後にした。

その日、ポンペイからバスで小一時間移動した所にあるサレルノという港町の崖沿いのホテルに泊まった。 サレルノ湾が見渡せる星付きのホテルであった。
が、星ってあてにならない   わびしさが存分に漂うホテルだった。 
港町って、世界共通なのだな…と思わせる 何とも言えない さびれた感が余計にその日のショックな出来事と相まって ほとんど眠れなかった。

翌朝、ホテルをチェックアウトして 重い足取りで近くのバス停まで行き バスを待っていると なんと…   前日のガイドのおじさまが出勤途中だったのか小さめのイタ車に乗ってこっちへ近づいてくる…!  おまけに海岸沿いの道なのにラッシュのためなのか渋滞している…!
ふたたび凍り付いた。  友人も一緒に凍り付いていた。
おじさんは私たちを見つけ 前日の悪事がばれていることを知りながら 何とも言えない表情で私たちに合図を送った

今までの人生で あれほどの恐怖体験はありません
そのガイドのおじさんが その昔 日本人の友達に教えてもらったというギャグ(…)   
私たちを笑わせようと何度も呪文のように唱えていたことば
『マンマミーア!   ナンテコッタ!   テラコッタ!   パンナコッタ!』  

この言葉のせいで、今でもテラコッタやパンナコッタに遭遇すると あの時の弱っちい私を思い出し ぎゅっと目をつぶって必死で吹き消そうとする私がいます

苦く、恥ずかしく、情けない思い出
私のダークな部分を小出しにしてしまいましたが…  胸が苦しくなってきました
こうして振り返ることができることも 13年という時間と 成長を続ける私のおばさま化が成させてくれる業でしょうか

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